こんにちは。久々の更新です!(いつものこと・・笑)
今回から、気の向くままに、「世界の果てまで(どっかで聞いたような?)、見に行ってみたい絵画の話!」というのを書いてみようと思います。
美術好きなら、一度は本物を見に行きたい絵画ってありますよね?
例えば、ルーブル美術館のモナリザ。
この絵はさすがに知らない人はいないと言えるレベルですね。
一度は本物を見てみたいと思う人は多いでしょう。
モナリザの作者は、ダ・ヴィンチ。
これも、知らない人はいないのではというレベルですよね。
こんな感じで、僕自身が本物を見に行ってみたい絵画を、作家別に紹介したいと思います。
第1回は、ジョルジュ・ド・ラ・トゥール!
「夜の画家」
ジョルジュ・ド・ラ・トゥールは、現在のフランスのロレーヌ地方(当時は、ロレーヌ公国)で活躍した画家です。
フランス王ルイ13世の「国王付画家」の称号を得ていたということから、生前も著名な画家であったものと考えられています(弟子がいたという記録もあり!)。
ロウソクの灯りの明暗を効果的に用いた作風から、「夜の画家」と呼ばれています。
こういう「〇〇の画家」って言われるの、ちょっと憧れますね(笑)
ラ・トゥールは、死後には一度忘れ去られ、その後に再発見されたという経緯があり、現存する作品は40点に満たないとされています。
2005年に国立西洋美術館で開催された「ジョルジュ・ド・ラ・トゥール:光と闇の世界」展には、絵画29点、素描2点、版画3点(あわせて34点)が展示されたということですから、すごい展覧会ですね。これ、残念ながら見逃してしまいました・・・。
ルーブル美術館
ラ・トゥールの主な作品の展示場所を調べると、ルーブル美術館が多いことがわかりました。
トップに掲載した「いかさま師(ダイヤのエースを持つ)」をはじめ、「悔い改めるマグダラのマリア」、「大工の聖ヨセフ」「羊飼いの礼拝」など、素晴らしい作品ばかりです。
僕は1度だけ、ルーブル美術館を訪問したことがあるのですが、実はどれも見た記憶がありません。
当時はあまり興味がなかったので、仕方がないのですが、今思うとちょっと残念です!
何点か残されている、マグダラのマリア
「悔い改めるマグダラのマリア」という作品は、何点か残されています。
蝋燭の灯り、女性と髑髏、描かれているモチーフはほぼ共通していますが、構図には若干の違いが見られますね。
皆さん、どれが好みですか?
僕は、ワシントン・ナショナル・ギャラリーのものです(本物見てないけど・・)。
実は、日本でも見られる!
実は、ラ・トゥールは、国内の美術館で常設展示されている作品があります。
僕が知る限り、最低2点はありますよ!
1つは、国立西洋美術館の常設展示にある「聖トマス」。これは、何度か見ました。
夜の画家というイメージではない作品ですね。昼の絵と呼ばれているようです。
ルーブル美術館には、ラ・トゥールが描いた別の「聖トマス」があります。2点に共通するのは槍を持っている点。
もう1点は、東京富士美術館の「煙草を吸う男」。
こちらは、まだ見に行ったことがありませんが、夜の画家と言われるラ・トゥールの特徴的な作品だと思います。
こちらは近く、見に行く予定です。
最後に・・
作品数の少なさは、フェルメール並みとも言えるラ・トゥールですが、人気の面ではどうなのでしょうか?
少なくとも、フェルメールほどには企画展が催されていないのは事実だと思います。(集客できないのでしょうか?)
作品の希少性だけでなく、一度忘れ去られた点(そのため、作家に関する情報が案外少ない)なども、両者に共通する点だと思います。
個人的には、今後たくさん鑑賞したい作家の1人です。
いや、最も見たい作家の1人です!