こんにちは。
最近、僕が住んでいるNagoya cityでは、「画材売り場」が減っているなあ!と思っている山村です。
絵画制作を楽しむ人はとてもたくさんいるはずなのに、なぜ画材を売っているところが減っているのでしょう?
東京や大阪では、そんなことないのかもしれませんが・・。
みんなどこで画材を調達するのでしょうね?
通販かなぁ?(僕はかなり通販を使っていますが・・)
お店に行かなくなると、直接見る機会が減るので、情報量が減少しますよね。
これ、通販ビジネスの最大の欠点だと思います。
人は、物だけでなく、情報を必要としていますよね、間違いなく。
そういうわけで、ちょっとマニアックになってしまうかもしれませんが、画材に関するお話なども時々したいと思います。
今日は、水彩紙のお話。
水彩紙は、多種多様!
ひとことで水彩紙といっても、いろいろなものがあります。
今日、僕が紹介したいのは、水彩紙のブランド紹介ではなく、〝水彩紙の目〟のお話です。
僕が主に使用している水彩紙は、フランスの有名な「ARCHES(アルシュ)」と、マルマン(日本のメーカーさん)の「VIFART(ヴィフアール)」です。添付の画像も、この2種の水彩紙のどちらかで描いたものですが、わかりますか?
まあ、画像だけ見せられたら、僕本人でもどちらで描いたのかなんてわかりません!(笑)
画像から感じとっていただきたいのは、水彩紙の”目の細かさ”です。
僕自身は、細かい目の水彩紙を好んで使っています。
水彩紙の目の違い!
手元にたくさん無いので、僕がよく使っているもののみでスミマセン(しかも、たった3種・・)
左から、ARCHES Grain fin(細目)、ARCHES Grain satine(極細)、VIFART(細目)です。左2つがフランスの水彩紙、右1つが国産の水彩紙です。
画像をクリックすると拡大されますので、ぜひ見てみてください。
紙の目って、本当に違いますよね。
3種とも、同じように、10円玉大の円を、鉛筆で描いて塗ってみました。
目の違いがよりわかると思います。
目の荒さで並べると、ARCHES Grain fin(細目)、VIFART(細目)、ARCHES Grain satine(極細)の順になると思います。ただ、後半2種の差はほとんどありません。
僕が、目の細かい水彩紙を好んで使っているのは、水彩紙に鉛筆描きした絵に、アクリル絵具で彩色するという描き方をしているからです。
目の粗い紙だと、鉛筆で描きにくく、しかも鉛筆の粉がたくさん出るので、着彩の際に絵が汚れやすいのです。
そのため、目の細かい紙を使っています。
表面の風合いは、VIFART(細目)が好み!
で、先ほど質問した画像で使用している水彩画は、VIFART(細目)です。
表面の風合いは、ARCHES(アルシュ)よりもVIFART(ビフアール)が好きです! (個人的には!)
marumanさん、最高!(何か贈ってくれないだろか?・・欲)
ARCHESの極細は、やや細かすぎるし、ARCHESの細目は、もはや細くないレベル(個人の感想・・)なので、やはりVIFART(細目)が好み!!(個人的には・・)
でも、紙の強さは圧倒的にARCHESです。
どれだけ重ね塗りをしても掠れてこないし、本当に丈夫です。
もはや”紙”ではないレベル!
神ってる! レベル!??・・・・
さて・・・、
VIFARTにARCHES同様の強さを求めるつもりはありませんが、マルマンさんに1つだけお願いがあります!
VIFART(細目)のブロックを作ってください!
これ、本当に切望します!
ブロックでないと、乾燥後に”ヨレる”のです。
細目の水彩紙を使って本気で水彩画描く人は少数派だとは思いますが、VIFART(細目)のブロックができたら本当に制作環境が大きく変わります。
この願い、届くだろうか?(笑)
なんだか最後は個人的願望になってしまいましたが、皆さんそれぞれ、自分にあった水彩紙を探しましょう。
その際の参考に少しでもなればと・・思っています。
ではまた!