フンデルトヴァッサー・クラヴィーナハウス・ウィーン

トップの写真は、フンデルトヴァッサー・クラヴィーナハウス・ウィーン!
これも、ウィーンで見たアート作品です。
ウィーンの芸術家、フンデルトヴァッサーがデザインした集合住宅。

いやあ、本当に素晴らしいです! フンデルトヴァッサー。
下の写真を、Web上で偶然見つけて以来、本当にお気に入りでした。
下の写真は、ずいぶん長い間、僕のMacのトップ画像を飾っていたものです。

でも当時は、これがフンデルトヴァッサーの作品だとは知らなかったのです。
何か、面白いな!と思っていただけ。

で、ウィーンに行くことになってから、Google mapでいろいろなポイントを探していた時に、なんとこの建物の具体的な場所を見つけたのです。

見つけた時は興奮しました。
憧れていた景色の本物を見にいくことができるのですからね。。

フンデルトヴァッサー・ハウス

先ほどまでの写真とは違う方向から見るとこんな感じです。

まず、これが集合住宅というのが驚きですね。
フンデルトヴァッサーハウスが建築されたのは、1979年から1985年ですが、実際に今でも住民が暮らしています。

フンデルトヴァッサー(正確には、フリーデンスライヒ・レーゲンターク・ドゥンケルブント・フンデルトヴァッサー)は、ハプスブルグ家が統治した時代の、豪華な建築物に関心を持ち続けていたと言われています。

写真では少ししか見えていませんが、屋上に宮殿の屋根風の構造物があるのがわかるでしょうか。
完全に、お城の屋根ですよね。おとぎの世界です。
集合住宅に、この屋根は必要無いでしょうが、これもフンデルトヴァッサーのこだわりなのでしょう。
建物の真下からは、ほとんど見えないですけどね。

クンストハウス・ウィーン

クンストハウス・ウィーンは、フンデルトヴァッサーの作品が常設展示されている美術館です。
フンデルトヴァッサー・クラヴィーナハウスの近くにあります。
絵画作品も多く残されており、それらが展示されています。
そして、建物もフンデルトヴァッサーの作品。

上の写真が正面(入り口)なのだと思います。
反対側には、カフェがあるスペースが広がっています。(下の写真)
写真中央の街頭に自転車が停めてありますが、これはオブジェです。
これも、フンデルトヴァッサーの演出!

こちらからも入れるので、どちらがメインの入り口かよくわかりませんが、とにかく素敵な場所です。
この建物も、フンデルトヴァッサー自身が手がけたものです。

日本でも見られるフンデルトヴァッサー!

フンデルトヴァッサーは、他にもいろいろ素敵な建物を作っています。
例えば、ごみ焼却炉。
ぜひ、 Web1で「シュピッテラウ焼却場」と検索してみてください。
とてもごみ焼却場とは思えない建物の写真を見ることができます。

他にも、サービスエリア、教会、保育所、駅など、様々な施設を設計しています。

ちなみに、フンデルトヴァッサーによる建築物は、日本でも見ることができます。
大阪にある「舞洲ゴミ処理場」と「舞洲スラッジセンター(下水汚泥処理場)」。
こちらも、ぜひWebで検索してみてください。
初めて見ると、ちょっとびっくりすると思います。
とてもごみ処理場や下水汚泥処理場とは思えない外観です。
僕自身もまだ見に行ったことがないので、近いうちに見学してみたいと思います!

とにかく世界観が独特で、素敵な作品を残してくれたフンデルトヴァッサー。
とても気に入ったウィーンの芸術家です。